ハーネスの装着と点検ポイントの補足です。クライミング用セパレートタイプのハーネスでは、その多くでダブル・バック・バックルシステムが採用されているので、ウエストベルトのバックルでテープを折り返すことを意識しなくても装着できます。
一方、スキーツアーや積雪期縦走などに便利なダイアパー(おむつ)タイプは、装着時に自分でテープを折り返す必要があるものが多いので注意が必要です。沢登りに使用される方もいると思いますが、そのほとんどがクライミングでの墜落を想定した作りではないので、すくなくともクライミングジムで使用してはいけません。
ビレイループとバックルにテープを通した状態です。このままでは簡単に緩んでしまいます。
テープを折り返し、もう一度バックルに通し、きちんと引き締めたら出来上がりです。テープの末端は、やはり10cm以上余っていることが必要だと思いますが、必ず説明書で確認しておきましょう。