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12/4 T-wall江戸川橋(おまけ)

いっぱい登りたいのに、すぐに腕の筋肉が疲れてしまうジュンコ先生。腕の力をセーブしたホールドの持ち方を考えてみました。

「肘は伸ばしたまま、背中で登るんだよ⁉」というのは分かった様な気がするんだけど…。「握力が足りないからホールドを保持できない…?」 いいえ、握力があっても疲れるのは同じ。握力だけに頼って必死にしがみついているだけでは、クライミングではなく、ただの筋トレです(それも必要かも…)。

握力をセーブするには、指を3本まとめてカギのように引っ掛ける持ち方(オープンハンド)を練習しましょう。

まずは、みんな大好きなガバホールド。力が込めやすい分、力だけに頼っていては、筋肉の消耗も激しい。

ソフトに指先から第二関節までを引っ掛けて、指の付け根の関節(中手指関節)を伸ばし、前腕の力を抜いてリラックスする(呼吸を止めない)ように心がけましょう。これだけでも筋力の消耗をだいぶ抑えられます。

それでは、あえて課題のグレードを下げ、指先の摩擦でホールドを抑え込むオープンハンドの練習もしてみましょう。

グレードが上がると出番の増すカチホールド。クリンプで保持すれば力が込めやすいですが、さらに消耗は激しいです。指関節への負担も大きいので、筋力に頼ったまま使い過ぎると、指を故障してしまいます。

カチでもオープンハンドは有効です。ただし、クリンプほどではないにしても、頼りすぎると腱への負担が大きいので、少しずつ時間をかけて鍛えましょう。家庭で毎日トレーニングするなら、両手でぶら下がって15秒以内、2分のレストを挟んで3セットが良いと言われています。

だからズンコ「限界のグレードで頑張ってはダメ」と言っているのに…。オープンハンドの練習は、グレードを落として、傾斜の緩い壁から始めましょう。

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