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7/10-11 湯檜曽川で渡渉練習(その1)

 2022年7月10日(日)から11日(月) 湯檜曽川で渡渉の練習をしてきました。1日目は主にスクラム渡渉。

 

 まずは適当に歩いてもらいます。皆さん、膝が曲がって、腰が引けています。水流の中でも歩き方の基本は同じ。膝を伸ばして鉛直に立ちましょう。

 

 最初に杖を利用した渡渉。上流に向かって立ち、足裏は踵までしっかりつけ、すり足で小刻みに横移動します。杖は両手で持ち、正面か、やや進行方向に着きます。下の写真左は体から離れ過ぎているうえ、杖に頼り切ってしまっているので、踵が浮きやすく、流れに足を取られてしまいます。写真右のように、姿勢を矯正するくらいの気持ちで使ってください。欲を言えば、脇を締めて、もっと体のそばに突くようにしてみましょう。

 

 次に電車ごっこ。先頭が水圧を一身に受けながらも、2番手以後の押す力を借りて前進します。3番手以後も体を密着させ、ぐいぐい押してあげましょう。

 

 2番手の体が離れているのに先頭が強引に進むと、2番手の体が浮き、逆に引っ張られてしまいます。3番手以後がしっかり押すとともに、2番手に押されていることを意識しながら進みましょう。

 

 そしてスクラム渡渉。原則、単独でも渡ることのできる者が、弱い者の支えになってあげると考えてください。スクラムを組めば強くなれるというわけではなく、弱い者同士が組んでも、共に流されるリスクが高まるだけと考えてください。

 

 3人で組める場合、強い者が弱い者の両脇に立ち、ショルダーベルトの肩の部分を下に押さえつけるように持ちます。真ん中の者は、両側の者のショルダーストラップを握り、支えとして渡ります。弱い者のペースに合わせ、なるべく体を寄せ合ってください。

 

 肩を持つ手は後ろでクロスしますが、進行方向側の者の手が上に重なる方が良いようです。

 

 2人で組む場合、強い者が、真後ろか、やや斜め後ろ(進行方向と逆)で支えます。ちょうど杖を突く感じ(弱い者を杖に見立てる)。

 

 ショルダーベルトを持つ位置は、進行方向が肩、逆の手は脇が良いようです。

 

 午後は雨予報なので、今日はこれまで。

 

 名残惜しそうに戯れるヒトミちゃん。

 

 早く帰りたい会長。

 

 いい加減にしなさい!

 その2に続く。

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