セカンドビレイの支点構築に迷うアイ子さま。日和田(広いテラスにラッペルステーションがある場合)でのお勧めを一つ試してみました。
終了点に着いたら、クワッドシステム用のスリングを取り出します。
携帯用に束ねていたスリングを解き、二つあるハンガーの片方に掛けます。
上下段違いのアンカーポイントの場合、連結結び(ダブルフィッシャーマンズベント)のある側が上になるように掛けます。
もう片方のハンガーにカラビナを掛け、クワッドシステム用のスリングの片側を掛けます。
万一、他パーティーが先に懸垂下降する場合、お互いに干渉しないように、ラッペルリングは外側に向けておきます。
ハンガーに掛けたカラビナ(下側)に、さらにカラビナを掛けて、ロープをクローブヒッチで連結して、セルフビレイとします。もし、カラビナ同士の連結に不安を感じたり、カラビナが足りなかったりすれば、ハンガーに掛けたカラビナに直接ロープを結んでもかまいません(最初から環付きクイックドローを使えば全て解決かも…)。
カラビナのゲートをロックして(3枚とも)、ビレイ解除のコール。
クワッドシステムのマスターポイントを、セカンドに引かれる方向に合わせて整えたらPASを掛ける(コード4本の内の2本)。
マスターポイント(のこり2本のコード)にカラビナとATCガイドを掛けて、セカンドビレイの準備を、ロープアップより先に済ませておく。
セルフビレイ(ロープ)の長さを調節してロープアップ。(セカンドビレイの場合PASはセルフビレイとして短すぎるので、後で外すことになるが、その長さで窮屈と感じない方は、この限りではないかも…)。
ロープアップしたらガイドモードでセットして、ゲートをロック(2枚とも)。
セルフビレイのロープ(2本)とセカンドビレイのロープ(2本)、合わせて4本まとめて掴み、PASをマスターポイントから外す。
あらかじめ調整しておいたセルフビレイが張られる位置まで下がり(弛ませ過ぎない)、セカンドビレイのロープを一度強く引いてから、登って下さいのコール。
みなさんも試してみてね。