激混みの烏帽子岩左稜線を3ピッチで引き上げ、トムといっしょを登ったあと、H美リーダーおすすめの小川山レイバックを登りに親指岩へ行きました。
日本一有名なクラックルートとも言われる小川山レイバックは、まっすぐに伸びるとても美しいコーナークラックです。
T田さんにリードでトップロープを張ってもらい、残りのメンバーはトップロープで登りました。
スタートのシンハンドをレイバックで少し登ったら、疲れる前に身体の向きを変えてジャミングに切り替えます。中間部までキャメロット#1サイズのクラックが続くので、ハンドジャムとフットジャム、たまにフェースの凹凸を拾いながら登っていきます。
中間部でクラックが一旦広くなりますが、右壁のガバを使うと楽に棚に上がれます。ここで一休みして息を整えます。
後半はキャメロット#2サイズのクラックが続きます。上部はややかぶり気味ではありますが、ジャミングバチギギで快適に登れます。
クラックの出口付近が広くてフィストが抜けそうで緊張しましたが、H美リーダーのアドバイスに従ってクラックの上から手をさしたら安定してマントリングできました。