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葛葉川 本谷で沢登り

2020年7月18日(土)丹沢の葛葉川本谷でロープワークの練習。

メンバーはTナ、Y岸ミ、I葉、Y崎、N瀬の5名。

朝のうちは雨だったので出発を遅らせ、11:30入渓。

さっそくロープを出します。

二段滝の途中で左岸から右岸へ渡る想定。

リードがランニングビレイの先で落ちると…

黄色ロープを引いても戻れません(これは危ない)。

黄色ロープはゆるめながら青ロープで岸に引き寄せます。

リードが登り切ったら、黄色ロープはムンター・ミュールで固定します。

フォローは黄色のフィックスロープにランヤードを掛けて登りますが、同時に青ロープも引いていきます。

途中の支点を越えたところで流されると、リードと同じように動けなくなります(これは危険)。

黄色ロープのミュールノットを解き、青ロープで岸に引き寄せます。

次は滝上でフォローをビレイしてみます。

てごろな立木があったのでブーリンでロープを固定。8環で支点ビレイしてみました。クライミングではタブーですけど、ビレイデバイスを落としてしまったとか、状況によっては使えるかも…。(あえて8環を持ち歩く必要はないのでムンターヒッチを覚えた方が良いかも…)。

しばらく沢登りを楽しみながら練習場所を移動。水量はチョット多め。

しっかりした支点が取れるなら支点ビレイでも良いのですが、あえて肩がらみ確保にもチャレンジ。

また移動。

傾斜の強い壁でビレイポイントにハンガーボルトを2ヶ所連結できたので、ATCガイドでビレイしました。これは日和田でなれたビレイ方法なのでスムースです。沢登りなので、ロックを解除する場合のことも、しっかり練習しておきたいです。

また移動。

16:00今回は大平橋をくぐったところで終了。

登山道を掛け下り、再び車道に出たところでヒルチェック。

あちこちから悲鳴が聞こえます。

16:30葛葉ノ泉着。お疲れ様でした。

ヒル除けの塩が用意されているけど、どう使うの?靴下に擦り込む?

コメント一覧

Tナ2020年7月22日 15:44 / 返信

フィックスロープにテンションしたとき、ハーケンが2本飛んだ。 一本は一見効いていそうな残置ハーケン(見えないところで半分腐っていた)。 もう一本はY岸さんが打ちたしたもの(岩ごと剥がれた)。 ビレイは肩がらみだったので問題なかったが、セルフビレイがそのハーケンだったのでヤバかった。 ロープワークの肝は支点構築といっても良い。 強固な支点あってこそのビレイ。 精進あるのみ。

2020年7月22日 19:11 / 返信

ハーケンが抜ける話を山ちゃんから聞いてはいましたが、実体験(シリアスな場面ではなかったけれど)は初めて。リスクの一端を垣間見た気がしました。 支点が抜けてしまったので試す機会がありませんでしたが、フォローの墜落時にフィックスのムンターミュールを解いて宙吊りを避ける、という動作が素早く出来る気がしません。また訓練の機会があれば、是非やらせて下さい。

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