• 登山技術研究会アルペンブルーメ|東京都勤労者山岳連盟に加盟する山岳会|岩登り・沢登り・雪山登山が好きなアルパインクラブ|登山の基本技術を研究し指導者を育成する山の会|東京都練馬区を拠点に活動

小説 剱岳(点の記)に魅せられて

 昨年八ツ峰Cフェースから剱岳に登った際、今度は明治に「陸軍参謀本保陸地測量部」が辿ったルートで登りたい、熊ノ岩から奥にそびえる北方稜線を見てみたいとの想いから、長次郎谷(上り)平蔵谷(下り)で剱岳に6月1日~6月3日(登頂6月2日)登ってきました。当初は5月31日登頂予定でしたが、天候不順で1日だけ好天となる6月2日に賭けての山行でした。

6月1日 

立山黒部アルペンルートで室堂に到着。この時期ならでは(きっと山行のついででしかこない)雪の大谷を体験してから今日のお宿の御前小舎に向かいました。

6月2日

4:00に小屋を出発。(標高2750m)日の出前の剱岳が素晴らしい!気分も高揚します!

今年ABの皆さんが登る予定の源次郎尾根と昨年私が登った八ツ峰(本当は見えてる下部は登ってない)が見えています。

平蔵谷出合 目印の大岩がお出迎えしてくれました。登頂後ここに下りてくるぞ~

源次郎尾根取付きが見えています。行かれる皆さん参考にしてくださいネ。

出ました~長次郎谷出合です。(標高1950m)ここからずっと登りです。気合いが入ります!!!ここまで1時間30分なかなか順調です。。

やっとここまで来ました!! 熊ノ岩が見えています。私たちはこのまま左俣を登って、その先にある長次郎のコルを目指します。

八ツ峰です。左側の岩峰が6峰で、下から3つ目の(凍って光っている)Cフェースを昨年登りました。

写真左側が源次郎Ⅱ峰 皆さんここを懸垂下降で下りるのですヨ。

長次郎のコルが見えてきました。もうひと踏ん張りです^_^;

長次郎のコルから振り返って。滑落はしたくないです・・・・写真中央の岩と岩に挟まれた狭いところが左俣の喉です。

長次郎の頭に向けて最後の急登です。写真右側から左上します。最後は雪面をダガーポジションで登ります。

長次郎の頭に向けって登っている所です。(写真を見て、こんなところをよく登ったなってビックリしています)

やっと登頂できました!!!(小屋を出発してから5時間 800m下って1050m登ったことになります)試練と憧れの剱岳とはよく言ったもんです。喜びも束の間、山頂には20分ほどいて下山です。

山頂からの展望(源次郎尾根を登ると、写真右下のプレートのところに出てきます。皆さん頑張ってくださいネ。)

平蔵谷を下っている途中で振り返ってみた写真。ここも結構な傾斜です。

最後にまたまた試練の剱沢雪渓の登り返しです。本当にこのころはヘトヘトでした。でも明日は天気が崩れる予報なので雷鳥荘まで行くことにしました(御前小舎まで10時間 雷鳥荘まで更に2時間)

6月3日

雷鳥荘から室堂まで雨の中を歩いて歩きは終了です。

今回行きたかったルートで無事剱岳に登ることが出来ました。が、体力のなさ、アイゼンワークの未熟さ等々多くの課題も発見してしまいました。でも剱岳って本当魅力的な山です。ABの皆さんの源次郎尾根からの登頂楽しみにしております!!

コメント一覧

island2025年6月19日 21:32 / 返信

すごいです! すごいとしか表現できずにすみません! 今年こそ源次郎尾根はいけると良いなと願っています。情報ありがとうございます。

T・Y2025年6月21日 10:54 / 返信

完登おめでとうございます! これが「点の記」のルートなんですね。 源次郎尾根のモチベーションあがりました。 それにしてもこの時期の剱、雪多いんですね~

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