2021年8月21日(土)奥秩父の滝川本流をちょっとだけ見てきました。ビバークの練習と渡渉の練習に適した場所は無いものかと探すのが目的です。お付き合いはヨーコちゃんとイナキョン。
7:50 雁坂トンネル手前の出会いの丘に到着。あいにく、広い駐車場の下に埋まっている配管の工事が行われていました。それでも10台くらいは止めることができます。
ワサビ沢右岸の踏み跡を下って豆焼き沢とワサビ沢の出合で遡行準備。8:40に遡行(豆焼き沢下遡行)開始。
豆焼き沢右岸には良さげな河原が広がっています。
ただ、夜中に増水した場合の逃げ場はないものかと、右岸に着いた踏み跡を下っていきます。
ところが、そんなにうまくはいきません。大きな堰堤を高巻く踏み跡は、きわどいザレの連続。
いくつか堰堤を越えたら、今度は渡渉。
さらに高巻きヘツリ、渡渉の連続。
とても快適ビバーク装備満載のザックで通れるコースではありません。いい加減にしてほしいと思ったところで、滝川左岸につく作業道に出ました。ここからはしばらく快適。
10:30天狗岩トンネルから豆焼き沢と滝川の出会いに下るルートにたどり着きました。
どうも腑に落ちないので、さらに作業道を偵察すると、切通の先に釣り師の利用するらしい踏み跡を発見。しかし、GPSで確認すると、最初の踏み跡が出合までダイレクトに下れると判明。11:10下降開始。
トラロープに頼った急な下り。
11:20 出合着。まずは豆焼き沢を渡渉して本流へ。
なるべく水際の流れが緩い場所を選んで進みますが、強い流れに圧倒されそうです。
高巻きも大変。
12:00 ゴルジュ帯の入り口で、これ以上は無理と判断し引き返します。
2ヶ所ほどロープを使った渡渉を試みましたが、本番さながらの緊張感で、写真を撮る余裕がありませんでした。もっと練習しなくては…。
国道140号への登りは、尾根を一本右に外れてしまいました。
13:30 国道140号着。
正しい降り口は天狗岩トンネルの手前。
ここでも腑に落ちなかったので、釣り師の下降路ものぞいてみました。明らかに下りやすそうです。
14:20 出合の丘着。
少し時間が早いので豆焼き沢脇の作業道入り口も偵察(ヨーコちゃんは、以前さまよいながらも、結局見つけられなかったとか…)。
以前、鉄パイプの階段はなかったと言い訳…。
ちょうど雨も降ってきたので、ほどほどにして帰ります。
お疲れさまでした。
ハイグレ2021年8月26日 16:04 /
結論としては、アプローチの困難さから、滝川本流でのお気楽快適ビバークは不向き(豆焼き沢の入渓点付近なら良いかも…)。滝川本流は、水量の少ない時期を狙って真面目に一泊して遡行してみたい(WWグレード4なんだけどな、連日の雨で増水していたのかな…?)。