沢キャンプに便利なタープの張り方の一例です(これが全てではありません)。
用意する物はビバークタープ(Lサイズ)、補助ロープ(10メートル以上)、ナイロンコード(5mm)とアクセサリーカラビナ×2、PP紐(荷造り紐10m程度)、自在(無くても良い)。他にノコギリとハンマーがあると便利。
立ち木の手が届くギリギリの高さに自在結び(ロープの末端でないと面倒なので、最初に結ぶ)。スリングを巻いて、ATCガイド等の確保器でも良い。
6m (タープの長辺の長さ+2m程度) 以上離れた立ち木にロープに反対側を固定。ロープの中間でも結べるブーリンノットがお勧めですが、スリングを巻いて、カラビナに8の字結びでも構わない。
最初にセットしておいた自在結びを調整し、補助ロープの弛みをとる。
補助ロープにナイロンコードをプルージックで巻き付け、タープを吊るす。
補助ロープにタープを掛け、位置を決めて固定。
棟の部分が完成。
軒先になる部分に張綱(1本2~2.5m程度)をセット(家でやっておく)。自在を介しても良いが、今回はショックコードにシートベント。
張綱を固定(ペグは面倒なので使わない)。太い丸太や立ち木にはクローブヒッチ。
張綱の長さが足りない場合はPP紐を付け足す (これもシートベント) 。
河原の小石や小枝に固定する場合はスリップノット。
全体のバランスを考えながら四隅を固定。
張綱を巻き付けて長さを調整し、動かないように重しをのせる。
軒の高さを調整するために、適当な木の枝を2本結んでA型のポールを作る(ノコギリがあると便利)。
雨水が溜まらないで流れるように、低い部分を作って屋根が完成。
次にツエルトの床に合わせて整地。
ハンマー(アイスバイル)があると便利。
ツェルトは自立式がおすすめ。
雨の日は憩いの場。
撤収は他のパッキングが済んでから。
自立式ツェルトと一般のテントとの大きな違いは、底が開くこと。
横になれない場所でも雨風をしのげます。
出来ればヘルメットを着けたまま頭を出せるくらい大きなベンチレターだと便利。
雨の日の撤収では、元の袋に収納するのは困難。大きめの収納袋を別に用意するか面ファスナーのバンド(よくクライミングロープを買うと付いてくる)があると便利。
おしまい。