• 登山技術研究会アルペンブルーメ|東京都勤労者山岳連盟に加盟する山岳会|岩登り・沢登り・雪山登山が好きなアルパインクラブ|登山の基本技術を研究し指導者を育成する山の会|東京都練馬区を拠点に活動

アイスクライミング珍道中

先週Tナさんに習った、アイスクライミングの手順足順のキホンを復習したい山ちゃん。1月2月の冷え込みが厳しかった今季、氷は良く発達しているのだが何しろ既に3月である。YouTubeに感化されて突如アイスクライミングを始める気になった時期が遅すぎるのだ。今日の松井田町の予想最高気温は18度。せめて朝早く出発して、氷が融けない内に練習せねば。暗い内に家を出てきた甲斐あって、霧積ダムサイトの氷瀑に先客はいなかった。

7時半に到着

車を降りてまず偵察。堰堤の向こうには立派な氷瀑が。まだ日陰だし、登れそうだ。

ダムサイトの氷瀑

左岸の氷瀑は厚みも充分、傾斜も緩いので初心者の私達が練習するのにピッタリ。

まずはここで練習だ!

山ちゃんが脇から登って上の立木を支点にトップロープをセット。Tナさんが憑依したかの如く私が「右足中」「左足開いて」「右手上げる」と指示を飛ばしていると、後から3人組がやってきた。

彼等は左奥の氷瀑に取り付いて楽しそうにやっている。私は緩傾斜の氷瀑に飽きてしまって、山ちゃんへの手足順の指示役に専念していたのだが、図らずも3人組には大いに笑いを提供してしまった。山ちゃんを励ましてくれた彼等は、午後は奥のエリアへ行くと言って移動していった。

飽きたので回収してもらった

だいぶん陽が当たってきて、あちこちからポタポタ水滴が垂れている。左奥の氷瀑はだいぶ薄くなってしまったようなので、一旦道路に出て、擁壁からの滲み出しでできた氷瀑を見に行ってみた。幸い陽は当たっていない。午前に登った所よりも少し傾斜が強いので、午後の練習はこちらで。

道端の氷瀑

リードが出来ない初心者の私達がどうやってトップロープを張ったかは、ご想像にお任せします。

あ…写り込んでるな…

距離はすごく短いけど、傾斜のある氷壁での練習が出来て満足!

そろそろ帰りますか

撤収して道路に降りようというところで、奥のエリアから帰ってきた3人組と再び遭遇。私達の秘密兵器を目撃した彼等には、またまた笑いを提供してしまったのであった。

ダムサイトの氷瀑の手前の堰堤を越えた辺りに、渓流釣りで使う毛鉤を作る際に珍重されるカケスの羽根が大量に落ちていたのでゲット。鮮やかな青と黒のストライプが美しく、1枚でも宝物だとされているとか何とか。山ちゃんはテンカラはやらんのだけれどね、どうするのやら。

雨覆と小翼羽、だそう

沢が住処のミソサザイは滝が凍っていようが構わず囀っていたし、すっかり春です。また来シーズン練習しようね。

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