• 登山技術研究会アルペンブルーメ|東京都勤労者山岳連盟に加盟する山岳会|岩登り・沢登り・雪山登山が好きなアルパインクラブ|登山の基本技術を研究し指導者を育成する山の会|東京都練馬区を拠点に活動

7/10-11 湯檜曽川で渡渉練習(その2)

 会長とヒトミちゃんが帰った後は、残ったメンバーで焚火の準備。

昨日のうちに拾っておいたので、タミちゃんのゴム太郎で切りそろえるだけ。
火起こしも手慣れたもの(着火剤は使いません)。
と、ここまでは良かったのですが…
なにやら怪しい気配。
突然の豪雨。
目の前の湯檜曽川がみるみる濁流に…。
ズン子あぶない!
それでも火種は守り抜きました。

 翌、11日(月)。

水はすっかり引いています。朝早いタミちゃん。
この光景は悪夢でした(同じ場所とは思えない)。
さあ、準備OK。
急げズン子。

 今日はロープを使った渡渉方法の練習。

まずは基本の三角法。懸垂下降のように支点に頼り、振り子トラバースといった感じ。
下流で待ち構えていて、流されてしまった場合には引き寄せます。

 末端交換法。

まずはロープの末端を支点に固定。アンカーはチョックストーンに捨て縄。
三角法でリーダーが渡ります。
無事に渡渉できました。
支点を作って(アンカーはハーケン)、カラビナにロープを掛けます。
ロープの末端どうしを連結し、固定を解きます。
懸垂下降の要領で、ロープの真ん中が来るように連結部分を移動します。
リーダーに末端が届いたら、適度に張って固定します(ムンターミュール)。
ロープにランヤードを掛けて後続が渡渉します。
流されたとしても、リーダーのもとへ自然と流れ着くために、ロープを張る角度が大事です。
上手く渡れました。
同じように全員渡ります。
末端の固定を解いて、片方を引けば、ロープは回収できます(懸垂下降と同じ)。
捨て縄は、名前の通りに捨てることとなります。
一休み。

 最後にバリエーション。思い通りに支点を構築できない場合を考えてみました。

人間アンカー。腰絡みの要領で座り、ロープを握ります(ムンターヒッチ)。
後ろにいるのは、人間アンカーの姿勢が崩れてしまった場合のバックアップ。
メンバーが4人と仮定して、三角法で渡渉。
4人以上なら、アンカーのバックアップを増やす。
リーダーは対岸の適所で支点構築して(アンカーはナッツ)、ロープの末端を固定。
人間アンカーが握っていた末端を投げてリーダーに渡します。
リーダーは下流へ移動し、三角法でセカンドを迎え入れます。
後続は、予めセットしておいた補助ロープでロープを手繰り寄せます。
セカンドと同じように三角法で渡ります。
全員渡り終えたらおしまいです。
帰るぞ。急げズンコ。
西黒沢も無事に渡れました(昨日のような雨なら危ない)。
無事に終了しました。

お疲れさまでした。

コメント一覧

たーにゃ2022年7月20日 21:33 / 返信

丁寧な写真とともにありがとうございます。 練習あるのみです。

ハイグレ2022年7月21日 06:14 / 返信

システムは、さほど複雑ではありませんが、全員が理解しておく必要があります(リーダーは対岸なので声が届かない)。 あとは、ロープワーク全般に言えることですが、いかに強固な支点を構築できるかにかかっています。精進あるのみ。

たーにゃ2022年7月27日 17:20 / 返信

そういえば、シルキーゴム太郎の鞘に悩んでいたわけですが、A4のスライドファイルのスライド部分が、ゴム太郎の刃部分にピッタリシンデレラフィットしました!

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