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20220922~25 伊藤新道~裏銀座縦走【伊藤新道編】

9/22㈭ 早朝5時過ぎに信濃大町駅に到着。夜行バスで一人2席を確保できてもしっかり寝られるわけではない。 ガイドの田村さんが迎えに来てくれ、林道終点まで行けるので、1時間ほどの歩きをカットできたのでありがたい。 本来はこの日は晴嵐荘まで行って、探索予定だったが天気が明日は持たないので、今日伊藤新道を上がったほうが良いというアドバイスに従い、出発。

晴嵐荘でキャンセルを伝え、手拭いを購入。ご主人は快く送り出してくださった。 8:20晴嵐荘を出発。普通で8時間くらい、遅い人でも10時間だよというのを聞いて、内心「10時間だな」と思った。 マージマハールのような噴湯丘を見て、山の神に安全祈願し、いよいよ伊藤新道だ。 数年前に「黒部の山賊」を読んでから、真剣に計画を立て始めたのは1年前。 9月の三連休なので、春には三俣山荘の予約を取った。 今年は、渡渉訓練も運営委員長にお付き合いいただき、万全の準備はしたつもり。 8月の台風で第一吊橋が損壊したということだったが、数日前に復活したという情報通り、ちゃんとあった! 今回はそこは吊橋なくとも渡れる水量だったが、せっかくなので、渡ってみる。 工事現場の足場板が乗っていて、なかなかの揺れ具合も楽しい。 クラウドファンディングで他の吊り橋の費用を集めたようだが、第一吊橋の予期せぬ損壊できっと費用も労力も余分にかかってしまったに違いない。 幾度も渡渉を繰り返す。 曇っているが、水は青く勢いよく流れていく。 吊橋跡の痕跡を見て、先人たちの苦労を思う。 水量は全体的には多めで、初心者だと引き返すレベルとのことだった。一番小さい私はみんなより濡れる。

曇ってはいたが、暖かい日で助かった。 ストックで体を支え、水圧に負けないよう踏ん張った。結局、渡渉ではロープを使うことはなかったが、そこは田村さんが渡渉ポイントを見つけてくれたからだ。 多分、我々だけだと行けないことはないが、ポイントを探すのに時間がかかってしまいそうだ。 沢の終わりごろから小雨が降ってきた。

赤沢に少し入ってから登山道へ詰めあがる。急登だが、道はついていてありがたい。 バスの寝不足も重なり、ただでさえ豚足なのにますます、スピードが落ちる。 三俣山荘到着は17:30。なんとか9時間ほどで上がることができた。ジビエシチューとワインで乾杯をした。 大変お洒落な山小屋で、食堂もジャズがかかり、素敵でした。

コメント一覧

マタギを目指して修行中2022年10月2日 18:55 / 返信

11時間行程。夜行バス明けで行けるのか不安だったが、行くしかない。天気は下り坂。何日も前から天気図を凝視していた。22日三俣まで上がって台風が過ぎるのを待てば予定通り行けるかも…と思ったらその通り。天気予報より私の予想の方が当たっていた。台風は予報より早く過ぎる。台風の合間を縫って楽しい忘れられない山旅ができた。メンバーが素敵すぎる。また来年も…と欲が出てしまう

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