20220922～25伊藤新道～裏銀座縦走【縦走編】

9/23㈮　三俣山荘でコーヒーをごちそうになったり、雨模様なので小降りになるのを待って9時に出発。 小雨時々曇り。鷲羽岳、ワリモ岳を経て、水晶小屋へ。こじんまりした素朴な山小屋だ。 水晶岳は明日の天気をみて登ることにした。お昼にショウガの効いた餅入り力汁をいただき、ゆっくりお酒もいただく。 1時間ほどすると暴風と激しい雨でずぶ濡れの登山者が続々と飛び込んできた。 夜中じゅう、雨と風が強かった。

9/24㈯　朝は雨が上がり、気持ちの良い晴天になる。 　今日は野口五郎小屋までなので、やはりゆっくり出発。 　三俣山荘では、奥様とお話ししたが、ちょうど水晶小屋に来た伊藤圭さんとお話しすることができた。 　秋に第二、第三吊橋、来春に湯俣山荘の開業を予定しているそうだ。 　山道ももう少し、歩きやすく整備したいとのことだった。整備される前に来てみたかったと話したら「変わってる」といわれてしまった。 　野口五郎岳はその名の通りゴーロゴーロの岩を上がり、時々ビーチのような砂浜だったり、変化に富んでいて、歩いていても飽きない。

9/25㈰　昨日の夕飯時に朝食のおにぎりセット（おにぎり2個、パックお茶、漬物少し）を渡されるが5時に食堂で温かい味噌汁とお茶 を出してくれるということだったので、朝食を半分取ってから出発した。（ゆで卵も出してくれた） 昨夜は天の川も美しく、今朝も快晴。気持ちよく出発した。稜線で日の出を見ながら歩く。 予定より早く出たので、途中眺めの良い場所でコーヒータイムを取って、大休憩をした。 すれ違う登山者が皆、「今日は気持ちよい天気ですね、写真を撮ったりするのでなかなか進まない」と笑顔だ。 烏帽子小屋からは日本三大急登のブナ立て尾根を下りる。 しかし、このころから2週間前の霞沢岳で無理もしていないのに、膝裏の張りがありようやく落ち着いたはずだったが、今回爆発してしまった。 ヒーヒー言いながら、なんとか予定時間通りに下りて、タクシーで七倉山荘へ行き、日帰り温泉に浸かる。（その間タクシーはメーターを止めていてくれた） 信濃大町駅から高速バスはあったが、帰りの渋滞を避けるために長野までバスで出て、新幹線で帰京した。

伊藤新道の深い谷、湯俣川のスケールの大きさ、そして初裏銀座の美しい稜線を歩くことができ、感無量だった。