岩手出張1日目。岩手営業所長はお仕事なので、まずは、会長、ベスと私で姫神山を目指す。
姫神山は岩手県盛岡市にある1123.8mの独立峰。 きれいなピラミッド型で、山頂に一等三角点がある、二百名山。 石川啄木が愛した山でもある。 姫神山と岩手山は夫婦であったが、早池峰山に心変わりをした夫の岩手山は妻の姫神山を目の届かぬところに送り届けるように命じたが、姫神山の未練の深さに途中で止めてしまうとの言い伝えがある。 姫神山から見る岩手山は形が整っていて「南部富士」にふさわしい山容をしている。
好摩駅でタクシーを予約していたが、どこに車がいるのかわからずうろうろ。 西口の少しわかりづらい場所のタクシー乗り場にて車に乗る。 良い天気で、登山者も多いらしい。 翌日の日曜日が山開きで安全祈願をした後に、手拭いが先着100名もらえると聞いていたが、都合で土曜日に登ることにした。
はじめのうちは穏やかな樹林帯で1合づつ看板があり、目安になる。 地元に愛されている山らしく、家族連れなども多いようだ。 山頂直下にちょっとした岩場があるが、気を付ければ問題なし。
タクシーの運転手さんがこわ坂登山口に迎えに来てくれるというので、林道歩き30分をカットできた。 姫神山で熊が出る話は聞いたことはないそうだが、林道を横切る熊は多いらしい。 全体的に一本杉コースは階段も多く、高尾山くらいの難易度だが、森が深く、気持ちの良い山行になった。