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2023/7/9 城ケ崎クラックおまけ

コロナ後、アルパインクライミング怖いよ怖いよ~と避けてきておりましたが、カムの使い方やロープワークなど色々丁寧に教えていただきながら二子山スーパーたこやんにご一緒させていただきとても楽しかったので、今回の城ケ崎も是非にとお願いしてご一緒させていただきました。城ケ崎ははじめてで、海辺の岩場にテンション上がります。

今回も、色々教えていただき、失敗もして、目から鱗なことが多かったので、記録も兼ねて「学び」を記録させていただきます。

カムの入れ方について学んだこと
①全部締め過ぎず微妙にやや開き気味で入れてほんの少しだけ開いて止まるくらいの所がベスト。→締めすぎて入れると取れなくなる。開けすぎて入れると決まらない・外れやすい。この感覚を体感として覚えて、いかに素早くカム&クラックのフィットを見極めて適切なカムをベストな位置に決められるようになるか。経験が大事。(実は、お借りしたカムが取れなくなってしまってボコボコに叩いてもらって救出されました。私もカムを買うことに決めたので、新しいのをボコボコになった3番ちゃんと交換させていただくことにしております。→まだ買えてなくてごめんなさい!)
②カムはできるだけ両足しっかり安定させた位置で入れるべし。これはスーパーたこやんでも教えてもらったのですが、実際に登りながらとなると、本当にしっかりと安定する場所を確保するのも簡単ではないことを実感。
③せっかくカム入れるなら上の方に入れた方がいい=向きも下から入れるべきだしプロテクションとしても安心感が増す。

ボコボコに叩かれてなんとか救出された3番カム

ナチプロについて学んだこと
①リードは基本落ちないこと前提。ナチュプロはどか落ちすると外れる可能性が大きいことを理解して、急激に荷重がかからないようにプロテクションの位置や向きや間隔を考えながら、それに合わせて登る。落ちるくらいならA0なりセルフ取るなりして自己確保する。
②とはいえ、万が一落ちたとしたらどうなるか、を考えて十分にプロテクションをとり、落ちた時にプロテクションが効くような動きをする。→ 今回ベイビーを2回疑似リードした後、3回目にリードさせていただいたのですが、都度都度色々アドバイスをいただき、1回目の擬似リードでは「カムをできるだけ沢山入れてみること、特にピナクルの上部は小さなカムしか入れられないので、2つ以上、できれば3つくらい入れるように」、2回目の擬似リードの時には「ピナクルにもスリングでプロテクション取ってみる」というテーマをいただき、練習しました。そして、ピナクルにプロテクション取った後は、下から「今回はそこから直接上に登らないでまず右側にトラバースして、そこで上にカムをとるように(ピナクルにスリングまわしただけで上に登ったら抜けるから、プロテクションを効かせるためにトラバース、その後カムを決めたら直上して大丈夫)」という細かな指示もいただき、プロテクションの取り方によって、のぼり方を変えるんだということを学びました。

ピナクルにナチプロを撮ってトラバース

その他の教え
①素早い仮固定 →1ミリたりともブラさず素早く固定・素早く解除する練習をさせていただきました。ビレイ器を左手でしっかり押さえつけておくことがキーとなります。
②素早い支点構築 →アルパインヌンチャクを使えば15秒でできる!(アルパインヌンチャク、もっと準備しておこう)
③背負いロープのまとめ方

素早く仮固定!

「アルパイン怖い怖い病」は、しっかり準備練習・装備を整え使い方を学ぶことで克服できそうな気がしてきました。今までは「分からない」ことが多すぎて不安が多かったですが、もっと勉強・練習をして、経験を積んでいきたいな、と思っております。
今度ともよろしくお願いいたします。

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