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2023/7/17 ファミリーエリアでクラックトレーニング(レジェンドとの出会い)

昨日の暑さでちょっとへばり気味のワタクシ。朝ノロノロ歯を磨いていたら、「今日はどこで登るの?」と明らかにクライマーとわかる、初老の男性から声をかけられました。この暑い城ヶ崎で登るもの好きはそんなにいませんので、「ファミリークラックです、良かったら、ご一緒しませんか?」とお声をかけました。コレがその後の大きな出会いとなるとは思いもよりませんでした。

ファミリークラックエリアについたら、まずはウォーミングアップ用に、ビギナークラック5.8の上からトップロープを張ります。先週ロープを伸ばすのに苦労したので、延長用ロープ持参です。練習を兼ねて全員懸垂下降で降りてきました。日陰で涼しい!

まずはM葉さんは擬似リード2回、N子さんはTさんの特訓で、登れるまで頑張ってました。

ここで、先程声をかけられた方達が3名で降りていらっしゃいました。T田さん74歳を中心に、T矢さん70歳、O橋さん70歳。いつもご一緒していただいているTさんは77歳!みなさんお若いです。

Tさんとしばらくお話しされてましたが、なんと、T田さんは、170ものルートを、開拓されたレジェンドでした。城山のワイルドボアゴージが名刺がわりだそうです。「サムクラック5.9登りたいのですけど、岩がぬめるから、トップロープ張ってください」とお話しして、一緒にトップロープ張らせてもらい、上から懸垂でおりてきました。ロープの角度や張り方など、とても勉強になりました。後ろで特訓中のN子さんM葉さんTさんを背中に感じつつ、早速レジェンドの皆さんとトップロープセッションです。気持ち上がります。ムーブの美しいこと、ムーブの立体的なこと!

「もう俺はクライミングから、足を洗ったよ!」というT矢さんが、丁寧に登り始めました。ゆとりを持って登っていたら、潮がついてぬめっていた岩を踏み損なってフォール。その瞬間「コンチクショー!」声がファミリーエリアに響き渡り、そのあとは、「エイ!」「オウ!」一手一手気合いの声が。クライマー魂に心が震えました。その後私もビレイをお願いして登らせてもらい、回収便はO橋さんが。なんと、ちーちゃんがんばれ5.10cを登り始めました。今日は岩が滑るね、と核心部で、サムクラックに復帰して登りましたが、あのルートを登る人をここで初めて見ました。

私がレジェンド達とセッションしている間にM葉さんは、ベビークラック5.8のリードを決めてました。その後ノーアドバイスでビギナークラック5.8を、リードしてトップロープを張ってくれて、N子さんは、そこをすんなりトップロープで登っていました。15時頃、私とTさんが、それぞれベビークラック5.8、ビギナークラック5.8の回収便を出して終了しました。

私は、70歳のレジェンドのように、落ちたら叫ぶほど頑張って登っているか、自分に問いかけます。何のためにクライミングをしているのか。一手でも高く登るため。今自分ができることに真摯に向かい合っているか。どんなに下手くそでも、歳をとっていても、少しずつ進んでいきたいと心から思いました。

コメント一覧

ちび2023年8月4日 21:52 / 返信

コメントしたつもりが送信ミスってました(⁠T⁠T⁠)今更ですが再送。 レジェンドの気迫、凄かったですね。 ファミリークラックエリアまで足を運んで下さって、嬉しかったなぁ。 なんとか、カムを入れながらのリードが出来ただけでなく、素敵な出会いまであって、本当に嬉しい日でした。

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