• 登山技術研究会アルペンブルーメ|東京都勤労者山岳連盟に加盟する山岳会|岩登り・沢登り・雪山登山が好きなアルパインクラブ|登山の基本技術を研究し指導者を育成する山の会|東京都練馬区を拠点に活動

2023/8/5 北岳バットレス2日目

北岳バットレス2日目。本番。昨晩19:30に受け取ったお弁当のおにぎり3個、つくね一本のうち、おにぎりとつくね、自由に飲めるお茶をいただく。今回の核心の一つ、第4尾根主稜取り付きまでのルーファイ。緊張しまくる。ルーファイなら任せての頼りになるUさん、ルート経験者のツナさんがいるけど、やはり緊張する。誰かに連れて行ってもらう、のではなく、自分ならどうする?を考えながらのスタートだから。

2:00 起床、各自食事をとり、身支度を整える。

3:00 白根御池小屋出発。

4:00 Bガリーへの右折点ボルダー岩到着。ハーネス等装着。補食。草付きをアプローチしている間に夜が明けてきた。予定通りのペースだ。ルートも明瞭。谷に降りてはいけない、を言い聞かせながら進む。

5:00 Bガリー取付き到着。先行パーティがいたため30分ほど待機。

5:40 Bガリー取付きからロープを出して登攀開始

Bガリー1P目。Ⅲ級。Uさんリードで登攀開始。アプローチシューズでクライミング可能。

2P目、Ⅲ級。Tさんリード。
3P目。歩き。クライミングシューズで簡単なフェイスを登り、左の踏み後に沿って左上。フィックスロープがあるところで、草付きのトラバースに移動。そのままCガリーを目指す。私たちは少し登りすぎてしまったため、上部からトラバース路に戻ってきた。若干のタイムロス。

Cガリーを横断し、15mほど上に進んだところに、明瞭なペイントがあり、【4オネ】と記載されている。ルートはあっている。気持ちが上がる。

ヒドゥンスラブ 私リード。【4】と記載されたペイントを目印に、すぐに明瞭なスラブが現れる。苔が生えており、じめじめとしている。安全第一。左側から巻いて登る。

9:00 第4尾根支稜取付き着、登攀開始

1P目Ⅳ+つるりとしたクラック。 Uさんリード。クラックならUさん。安定のクライミング。Tさんも私も同時登りで続く。

2P目Ⅲ。傾斜の緩いフェイス。私リード。ロープ流れが悪くなるため、上部でピッチを切る。

3P目Ⅲ。白いクラック。Uさんリード。クラックというより、ボコボコした手足が多い緩い斜面。長くて見栄えがする。

4P目Ⅲリッジ+Ⅳ三角形の垂壁。Tさんリード。スピードアップの観点からも、つなげてくれた。マッチ箱は目の前。

12:00 マッチ箱到着。雨が降り始める。

マッチ箱から懸垂下降。私が先におろさせてもらう。4Pをつなげると、ロープが足りなくなるため、終了点からランナウトする形で私が懸垂ポイントまでいき、二人を迎え入れた、懸垂下降とする。先行パーティが最終ピッチで渋滞。とりつきでしばし待機。

13:20 最終ピッチ取付き。城塞ハングⅣ。私リード。本降りになり、岩が濡れている上上から水が落ちてくる。冷静にはなれず、どうしても登れなかった。Tさんに変わってもらう。Tさんの渾身のリードで全員ずぶ濡れになりながらトップアウト。

14:20 登攀完了

14:50 北岳山頂到着

15:20 北岳肩の小屋着

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