2月の三連休、寒波が来ていて日本海側は大雪予報であるが、怒涛のアイス合宿の行き先は影響なさそうで何より。入院中のエスティマちゃんの代役デリカで先ずはお馴染みの湯川へ。合宿初日は氷柱を登り込み、技術のブラッシュアップをしてから甲斐駒の麓へと移動する計画である。8時少し前に通行止めゲート手前の駐車スペースをスタート。


林道の途中、滲み出しのある所が前回よりも広範囲かつ厚く凍っていた。風がないのであまり寒く感じないが、やはり今までよりも冷え込んでいるのが分かる。林道から逸れて渓谷へと降りてゆき、白髪エリアへは靴を濡らさないよう気を付けながら渡渉しなければいけないのだが、今回来てみると真新しい丸太橋が架かっているではないか!なんと有難い事であろうか、架けて下さった方に大感謝である。
白髪エリアに足を踏み込むと、先着の3人パーティが右岸の中央部を使う様子であった。今日は、空いている左側を登ってみようか。

S田氏とペアを組んでスタート。神津牧場の入門砦と同じくらいだから登れる筈なのだけれど、何だか不安定な登りになってしまった。交代で次に登ったS田氏は、いつも通りスピーディー。交代して再び私。あれれ、いつもは足を滑らしたりしないのに?簡単なところをリードしていて足を滑らすなんて、こりゃイカン。




私とは対照的に快調クライマーなS田氏はしかし、昨夜届いたばかりの某メーカー製ヌンチャク一体型スクリューが使いにくいことに意気消沈していた。ギミック好きが陥りやすいパターンよね…
ぼちぼちルートを変えよう。三たび私リード、そろそろ調子が出てくるだろうか?


アックスの決まりが悪く、立ち上がるのも怖々。今日の私は一体どうしてしまったのか。弱気になってくると不安も膨れ上がってきて悪循環。それでもまぁ、チンタラとルート工作を終えて降りてきた。やれやれ。大師匠のところに、登っている私を見て不安になったガイドの青木さんが「心配だ〜」とお話をしにいらしたとのことで、うう…申し訳ございません。(大師匠は、弱々しい登りだけど彼女は落ちないんですよ、と説得して下さったそうで…)
雪童山の会の2人も到着し、快調に登り始めた。しばらく後で、彼等の60mロープで青木さんが、左岸の長いルートをリードしてトップロープを張って下さった。

手の空いていた者は皆、しばし青木さんの登りに見とれていた。さて、せっかくロープを右に移したのだから、トップロープで被った氷柱の練習をしよう。



雪が降ってきて、動いていないと寒い。お次は右岸エリア最難ルート。


私もチャレンジしたが、出っ張った岩の真下、奥まったところのツルツル氷にアックスを打ったら弾かれてしまった。もう一度。また弾かれた。嗚呼、今日は寒くて氷が固いから私では歯が立たないのだな。アックスが決まらなければハングを越せる筈もない。敢え無く敗退し舞台から捌けたところで、千両役者の登場。

エクストリーム大師匠。右に寄らず、まさかの正面突破であった。


後でご本人の仰るには、登れるかどうか自信は半々だったとのこと。「まだM葉さん(私)より登れることが分かった」と嬉しそうにコメント。そりゃーそうだよな、ンなこたぁ元から分かっているけどさ、うぐぐ。
左岸では、雪童の2人がロングルートを登っている。


彼等は代わる代わる3回は登っていた。S田氏の後に私も登ってみたけど、疲れてしまって1回が限界。みんな、上手だなぁ。
今日の大トリは、U島氏のフィギュアフォーーーー!

いつの間にか雪が止んで、晴れていた。駐車スペースへの帰着は17時半過ぎ、今日も良く練習したなぁ。
内心、挫折気味の私。昨年のアイスクライミングの記事で、色々と分かったつもりで書いたけど、昨冬は暖冬だったのだ。私が昨年身に付けたことは、暖冬なら通用するという条件付きだったのです。寒い日の固い氷が相手なら、もっとアックス・アイゼンワークを強化しないとお話になりません。
まぁ、あと2日あるから、とりあえず「ストローハット」でお肉を補給して機嫌を直そう…
(2025年2月22日実施)