前日に神津牧場のアパッチをどうにかこうにかリードして気分は上々、内山峠を越えて八ヶ岳東麓の馴染みの練習場所へ移動してきた。日本海側が大雪になっている余波なのか、こちらも土曜の夜から断続的に雪が降り続いている。粉雪なので積雪量は問題にならないが、寒い。


珍しく一番乗りだったが、支度をしている間に青木先生グループも登場。今朝のリード一番手はK氏、私のいつもの朝イチルートを登り始めたので、私はどうしようか。今までだったら他のルートには尻込みしていたのだけど、今日は平気みたい。
危なげなくそれなりにスムーズに登って、左のロープでハングルートチャレンジできるようにトップロープを張れたぞ、よしよし…と降りてくると、大師匠が「立ち上がったらアックスを直ぐ打つようにして」。やはりまだノンビリなのだ。


相沢大氷柱や大同心大滝などリードの目標にしている大きな滝は、技術的には登れるけど、迷ってばかりで体力と時間の浪費が大きいために登れない。だからスピードアップが至上命題。(無闇矢鱈に急いでは危ないのだけれど、私にその心配はゼロ)
前日の神津牧場アパッチの後にも大師匠と話していたんだけど、少し予想外の事態に遭っても絶対に焦らない性格は長所だけど、その分速くなりにくいんだよね。スピードアップのために改善すべき点はいくつもあるんだけど、いっぺんに出来ないから…
アックスを打とうと腕を上げてから迷ってはいけない。
これまでも散々言われてきたが「そんなこと出来ない」と決め込んでいたきらいがある。心理的なハードルを下げるため、次にアックスを打とうとする場所をある程度アバウトに設定。上手く打てなかったら、もう一発打てば良いことにする(全て大師匠アドヴァイス)。とにかく立ち上がったら直ぐに打つ、今日はトップロープでこれをひたすら練習しよう。

上の写真(奥が上流)、左岸の上部に小さく見えている赤いウェアは青木先生。トップロープをセットしているのは、2週間前に登らせていただいた垂直ルートよりも更に長いルート。右岸の短いルートで課題を何度か練習した後、ご厚意で登らせていただいた。
垂直の部分が多いので迷ったら腕力が尽きる。必要に迫られ直ぐアックスを打つことになるので、今日の自分の課題にピッタリのルートだ。青木先生、ありがとうございます。


後半になると消耗してしまい、ロープを張ってもらって何度も休んだ。氷の隙間に草が露出しているところ、手が届きそうなくらい近くでイワヒバリが採餌していて、レストを良いことに観察しまくり。満足して再びスタート、余力が少ないので吠えながらアックスを打ち、何とかトップアウト!

一旦腕を上げたら、迷うことを自らに厳に禁じれば、私でも意外と思い切って打てるみたい。早く打つことの利点はかなり実感できたので、身に付くでしょう。大師匠に「だいぶ良くなった」と褒められ、自分でも「3年目にして漸く出来るようになったか…」と感慨深かった。
後は、ハングルートのトップロープチャレンジで終了。




ああ、充実した週末だった。大師匠、お付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました。前日の神津牧場から今日にかけて、大きく一歩進めた気がします。これからもどうぞ宜しくお願いいたします!
(2026年2月8日実施)