2020年9月20~22日
メンバー3人・Tさん、Yさん、私
6月に沢で負傷して自宅待機を余儀なくされ、暇なのでたくさんの本を読んでいました。『点の記』『高熱隧道』など名作も読んだのですが、それよりも『くまにあったらどうするか』というアイヌのマタギの本に感動し、将来マタギになりたい、山をクマのように歩いてみたいと思うようになりました。そこで4連休にお付き合いくださるYさんと火打のあまり情報のない沢に行こうかと考えていました。が、TさんがK隊長の小川山クライミング班幕営地に乱入しようと提案されたため、煩悩に従い今回の計画に早速変更しました。
結論から先に言いますと、マタギになるにはまだまだ修行が足りん…と思い入った次第です。
連休2日目、高速は渋滞で、練馬を10時に出発し廻り目平キャンプ場には16時頃着。夜はクライミング班のみなさんと、小川山ブルーシート総元締K隊長の楽しい歌で盛り上がりました。
5:20 予定より20分遅れて廻り目平キャンプ場を出発。すでにリーダー失格の予感。
5:45 フェニックスの大岩の前を通過。逆走している人。
6:10 目的のヨバリ沢入渓予定地点に到着。林道から沢出合の確認が難しく、Tさんが偵察に行っている間に入渓準備。偵察の結果、どうやら私たちが待っていた地点の西股沢の対岸にヨバリ沢が注いでいた様子。GPSは正確、地図読みもOK
6:40 ヨバリ沢入渓。入渓地点には赤リボン。
しばらく歩きやすい沢が続く。お二人とも余裕で楽しそう。
7:15 あっという間に滝の前に到着。
まさか、へつるのでは…という私たちの心配をよそに手がかりを探すTさん。
諦めてくれてありがとう!
7:30 中段から滝通過
7:52 早々に水がなくなる
行けども行けども歩きにくいゴーロ。安定していると思って乗った岩がゴロリと動くこと多々。
8:50 大曲りで振り返るとゴーレムが。
この後は苦行。綺麗な苔むした明るい森を慰めに、ひたすら登るのみ。
たくさんの通せんぼに行く手を遮られてもまだまだ進む。
クマどころか鹿も通ると思えないような最後の藪
12:15 鉄山と金峰山の稜線に到着。人間界に戻った。
と思ったのも束の間、修行はまだまだ続く。
五丈岩の下でTさんが登るのを待っていたら、それを見たハイカーたちが『あのおじさんおかしい』と口々に言っていた。そりゃおかしいですよ、他の人たちが全身の力を振り絞って上がっているのに、コトも無げにスイスイてっぺんまで上がってしまうのですから。※『おかしい』は『すごい』という言葉の最上級。
優しいTさんのシゴキが終了し
15:00 無事に1時間遅れで下山開始。
下山しながらお二人が『次はないな』と発せられたお言葉を愛だと受け止めました。とんだことにお付き合いくださりありがとうございました。またよろしくお願いします。大変お疲れ様でした。
17:30 廻り目平キャンプ場着
ちーちゃんへ
来年への布石です
こぶたーにゃ2020年9月25日 17:49 /
お疲れ様でした。 面白い企画で大変、勉強になりました。 五丈岩は、手強かったですね。 地図読みもまだまだ。 修行に励みます!