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春の御在所を愉しむ(1)〜ヴィア・フェラータ〜

大師匠のご縁を分けていただいて、初めて西日本でクライミング。GW前半の連休初日、渋滞を避けるために前夜発で新東名を走行し、三重県菰野町の道の駅で仮眠。予報がイマイチなので欲張らずに7時起床、コンビニで買い出しをして西日本組との合流地点へ。

御在所岳の玄関口のひとつ、裏道登山口駐車場に到着。今回お世話になる鈴鹿のK先生が、既に車で待機しておられた。ご挨拶して、話を弾ませながら支度をしている内に残るメンバーも到着。UMEちゃんとは南沢小滝以来の再会!

花崗岩の沢は明るくて良いね(ゴーロだけど)

沢沿いの登山道にオオルリの美声が響く。山のみならず鳥にも花にもお詳しいK先生とお話しながらのハイクは、曇天を吹っ飛ばす楽しさ。

緩やかな登りをのんびり歩いて40分ほどで、藤内小屋に到着。

撮影してくれたエミコリンを入れて総勢8名

お一人は日帰りなので、7名がログハウスに3泊4日のステイとなる。とりあえず不要な荷物をデポして、K先生に続いて出発!

藤内小屋10時発とゆっくりなのと、雨予報なので、今日はクラックのある砦岩を目指すけれど主目的は「ヴィア・フェラータ」。イタリア語で「鉄の道」、どんな道なんだろうね?

ヨーロッパアルプス発祥のヴィア・フェラータとは、ハシゴやワイヤーが設置されハーネスからビレイを取りながら辿れる岩稜ルートのこと。花崗岩の巨岩や奇岩、ツツジやハルリンドウに彩られたの春の山、眼下には伊勢平野を眺めながらのハイキングは楽しい。

「裏道」の1本南側を通る「中道」の七合目に合流しヴィア・フェラータは終了。ハイカーさん達に混じって中道を少し降りたら、再び道を外れて北方向へ、立岩・砦岩へ向かう。

立岩には人工登攀用のボルトが打たれている。折角なので登ったら?と大師匠。カラビナに60cmと120cmのスリングをかけただけの簡易2段アブミ、こんなんで登れるのかなぁ…

エミコリンと若師匠が、手がかり乏しいどスラブの立岩にフリーで挑んでいる内に雨が降ってきた。

しっかり降ってきたので退散

少し下りると砦岩。クラックを見学だけして、藤内小屋へ。

小屋の手前の木立では、とても芸達者なキビタキが盛んに鳴いていてK先生と大いに楽しんだ。さて小屋に戻ってきて時計を見るとまだ14時半である。濡れ物を乾かせるようにと、小屋番さんが乾燥室の直ぐ隣にある広間で、薪ストーブを点けてくれた。外では、まだ時間が早いからと大師匠がレスキュー講座をやっている。

一度、大師匠が外から広間の窓をノックしたので振り向いたけど…。薪ストーブが点いた広間にテーブル→酒、ツマミというのは自然な流れであって抗うのは困難である。嗚呼大師匠、何卒真っ平御免なすって…!!(グビッ)

〜(2)に続く〜

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