アイスシーズンの最後を飾る大同心大滝の予定が底雪崩リスクのため中止となり、城ヶ崎へ転進。丁度3ヶ月振りだ。今回訪れた某岩場は、空いているのは良いのだけれど出だしが…

この写真の右側へとエリアは続いているのだが、全て出だしがどっ被りなのだ。私が登れそうな1本(しかなさそう…)を大師匠がチョイス。

マイクロカムを多めに持ってスタート。うーむ、久しぶりの岩でいきなり核心かぁ…


写真だけ見ると、カッコ良く登っているように見えたりして?実際は1本目のカムを入れるところから、余裕が無くて一度降りたり(二度だったかも知れない)、カムのサイズの見当が外れたり、背中に大師匠の神の手が添えられたりしたのである。ま、私なんぞこんなもんだと思っているから、別に凹まないが。1本目を決めたらレスト。2本目も漸う決めてレスト。お得意の八高線リードである。
3本目のカムも必死に入れて、左足をスタンスに乗せるとほんの少し落ち着く事が出来た。核心は抜けられたか。上を見ると、後は楽だという様には見えないのだが。


窪みに登り上がり、4本目のカムを入れてひと安心。因みにこの窪みで憩えるのは私サイズの人間だけである。

この先、逆Y字の2本の斜線が合わさる辺りは足下が被っていて、立派な2つ目の核心だった。それに何だか岩がツルツルになってきた。右側の壁だけはザラザラしているから、ここは頑張ってスメアリング道場で学んだことを実践するか…。(大師匠スメアリング道場 in 鷹取山→https://alpenblume.club/?p=31002)

何の変哲もない写真で恐縮だが、私はスメアリングが非常に苦手(壁がツルツルだと諦めてしまう)。ザラザラの壁でも、足が滑る恐怖と戦いながら必死に耐えているところなのだ。
どうにかこうにか右足を上げたら上のホールドを取って、左壁に足を…ってツルツルじゃん!もう本当に疲れているし、泣きたい気持ちで6本目のカムを何とか突っ込んで、2つ目の核心は終了。


考えてみたら、こんな被ったクラックをリードしたのは初めてだわ。降りてきて大師匠にそう言うと、そうだね〜と軽く笑われてしまった。幼児レベルの精神を利用されて、まんまとトライさせられてしまったのか…!勿論、登れて嬉しかったでしゅけど…
長々とビレイさせてしまったM子さんに感謝です。次は、疑似リードでトライする彼女をビレイ。






やはり苦労しながら登って行ったが、フォームが美しくて良いなぁ。トップアウトし降りてくる時、上部の振られ止めカムにロープを掛け忘れてしまったが。他の不要なカムは回収してもらったけど、私が突っ込んだ大師匠のエイリアンは取れず。うぅ…
ここで、トラブル処理業者の如く大師匠が登場。左側の難しいルートから、ロープ掛け便。


続いてナッツキー2本とちっちゃなトンカチをぶら下げて、エイリアン回収便。


大師匠が使用例として下部に入れたナッツも、大師匠しか取れなくて。


大師匠、いっぱい仕事させてしまって申し訳ありません…。
後続パーティが同じエリアに現れたので、別のルートに行ってみよう。トップロープをかけに登った藪の中にハリギリの美味そうなのがあった。取りたかったよぉ…
懸垂で下りて、トップロープでトライするのは出だしのどっ被りが更に激しいルート。






私もやってみたけど…

あまりにも見込みなさそうなので、大師匠は後続パーティにちょっかいを出しに行ってしまった。
再びY字クラックに戻って、大師匠が振られ止め便で登った左側のクラックにM子さんがトライ。



私はトライもしなかった。どうせハンモックだから…
最後に回収便、トップロープでも出だしの苦労は相変わらず。2つ目の核心も、ホールドの取り方が僅かに良くなった程度。まぁ、無事に終了できたから良し。
帰りがけに、金目鯛のホイル焼きを目当てに伊東の道の駅に立ち寄った。そこで、リードを頑張ったからビール呑んで良いよ?という大師匠の寛大なお言葉が。
いや、そんな失礼な事は…。カムはワンサイズ大きいのを無理やり突っ込んで取れなくなったりして、良いリードでは無かったし。と謙虚に思いはしたんだけど、まぁ結局頼んでしまいましたとさ。
(2025年3月30日実施)